おでかけ
家族旅行4日目|《真珠の耳飾りの少女》に会いに、大阪中之島美術館へ
場所:大阪府大阪市
よりみちFIREへようこそ。FIREまで、今日も寄り道しながら考えていきます。
U頑張ってチケットを取っておいて、本当によかった。
Kありがとう。あの絵を家族で見られたことが、今回の旅で一番の思い出になったよ。家族の夏休み旅行も、いよいよ4日目の最終日です。
この日の一番の目的は、大阪中之島美術館でフェルメールの《真珠の耳飾りの少女》を見ることでした。
ホテルの朝食から始まり、美術館で本物の名画と向き合い、梅田の高層ビルを眺めながら歩き、大阪国際空港(伊丹空港)から福岡へ。4日間の旅をゆっくり閉じる一日になりました。
大阪の街が動き出す前に、窓辺でブログを書いた
最終日の朝は、かなり早く目が覚めました。
ホテルの窓から見えるのは、高層ビルが並ぶ大阪の街です。まだ道路も建物も静かで、昼間の梅田とは違う表情をしていました。
家族が起きるまで、窓の外を眺めながらブログを書きます。旅行中なのにパソコンを開いている自分がおかしくもありますが、朝の景色を見ていると、前日までの出来事を忘れないうちに残したくなりました。
U旅行の朝までブログを書いてる。休んでいるのか、働いているのか分からないね。
K思い出を忘れる前に保存してるから、たぶん休暇の続き。ホテルの朝食は、最終日の楽しみになるほどおいしかった
朝食は、ホテルグランヴィア大阪のブッフェへ。
公式案内にもある黒毛和牛の自家製ローストビーフ、温かい料理、サラダ、少ししゃれたパンまで並びます。朝からどれを取るか迷うほど種類がありました。
特に、しっとりしたローストビーフとパンがおいしい。旅行最終日は帰る準備が中心になりがちですが、この朝食だけでもう一つ予定が増えたような満足感がありました。
旅行の一番の目的、《真珠の耳飾りの少女》と向き合う
朝食のあとは、大阪中之島美術館へ向かいました。
2026年の「フェルメール《真珠の耳飾りの少女》展」は、オランダ・ハーグのマウリッツハイス美術館から作品が来日した特別な展覧会です。日本での公開は2012年以来、14年ぶり。大阪中之島美術館だけで開催され、ほかの地域への巡回はありません。
マウリッツハイス美術館の館長は、今回の来日について「おそらくは最後」となるかもしれない特別な機会だと説明しています。
「これを逃したら、次はオランダまで行かないと実物を見られないかもしれない」。そう思っていたので、Uがチケットを取ってくれたことに本当に感謝しました。
実物の前に立つと、最初に目を奪われたのは少女の瞳です。
こちらを見ているようで、少し先を見ているようでもある。半開きの唇には光があり、耳元の真珠は細部を描き込んでいないのに、そこだけが静かに輝いて見えました。
印刷や画面で何度も見てきた絵です。それでも本物を前にすると、少女が一瞬こちらを振り返った場面に、自分まで居合わせたような感覚になります。
吸い込まれるようだった、という言葉が一番近い鑑賞体験でした。
U人がたくさんいるのに、絵の前だけ時間が止まったみたいだった。
K瞳と唇と真珠を順番に見ていたら、なかなか離れられなかったね。会場では『葬送のフリーレン』とのコラボレーションもありました。アベツカサさんが、《真珠の耳飾りの少女》とフリーレンが重なる特別なイラストを描き下ろしています。
娘はフリーレンのグッズをたくさん選び、名画を見た記憶に、自分の好きな作品の記憶まで重なりました。
美術館の1階で、ピザとピラフを囲んだ
鑑賞を終えたあとは、大阪中之島美術館の1階にあるレストランで昼食を食べました。
家族で選んだのは、ピザやピラフ。名画の余韻を話しながら、気取らずに食べられる昼ごはんがちょうどよかったです。
高層ビルを見上げながら、梅田まで歩く
昼食後は、高層ビルを眺めながら大阪駅方面へ歩きました。
途中で見つけたのが、ザ・リッツ・カールトン大阪です。
銘板の前で写真を撮ると、いかにも宿泊したように見えます。ですが、今回は泊まっていません。
いつかは家族で泊まってみたいと思っています。
ぜいたくを見せたいからではありません。少し背伸びをしたホテルで、働く人の所作や声のかけ方、空間の整え方を実際に感じてほしい。一流のサービスが、建物の豪華さだけではなく、人の仕事でつくられていることを子どもたちにも見てほしいと思うからです。
U今日は銘板だけ。いつか本当に泊まったとき、同じ場所でまた撮ろう。
Kそのときは、写真よりサービスの感想をたくさん持ち帰りたいね。大阪駅へ近づくと、KITTE大阪の前にかわいい赤いポストがありました。上には「ぽすくま」、下には大阪らしい絵柄。急いでいる帰り道でも、こういうものを見つけると足が止まります。
写真には郵便局を利用する人が写っていたため掲載しませんが、最後まで大阪らしい一枚が増えました。
「大阪梅田駅」は一つではない。会社名まで見る
大阪駅・梅田周辺で、最後に少し迷いました。
阪急電鉄にも阪神電車にも「大阪梅田駅」があります。さらにJRの「大阪駅」、Osaka Metroの「梅田駅」「西梅田駅」「東梅田駅」も近い場所に集まっています。
案内板で「大阪梅田」とだけ見て動くと、目的の路線とは違う駅へ向かうことがあります。
大阪駅・梅田で乗り換えるときは、駅名だけでなく「阪急」「阪神」「JR」「Osaka Metro」まで一緒に確認する。 大阪に慣れていない私たちには、これが一番分かりやすい対策でした。
U大阪梅田駅に着いたはずなのに、もう一つ大阪梅田駅がある。
K大阪では駅名だけじゃ足りない。鉄道会社までがフルネームだと思おう。大阪国際空港から福岡へ。空弁で旅を締めた
大阪の街に別れを告げ、大阪国際空港、通称・伊丹空港へ向かいました。
伊丹空港は大阪府にある空港で、関西国際空港とは別の空港です。帰りの航空券や空港バスを確認するときも、「伊丹」まで見ると間違えません。
伊丹空港で、旅の最後に選んだのは空弁でした。
高知のカツオ、香川のうどん、岡山のフルーツ、大阪の串かつとホテル朝食。旅先の味をたくさん楽しみ、最後は空弁を食べながら思い出を振り返る。そこでようやく、4日間の旅行が終わる実感が湧いてきました。
4日目のルートと、おでかけ前の確認先
この日は、次の順番で巡りました。
- ホテルグランヴィア大阪で朝食
- 大阪中之島美術館で《真珠の耳飾りの少女》を鑑賞
- 美術館1階のレストランで昼食
- 梅田方面へ歩き、ザ・リッツ・カールトン大阪とKITTE大阪へ
- 大阪国際空港(伊丹空港)から福岡へ
大阪中之島美術館は、大阪府大阪市北区中之島4-3-1です。京阪中之島線の渡辺橋駅、Osaka Metro四つ橋線の肥後橋駅、JR大阪環状線の福島駅などから徒歩で向かえます。
- フェルメール《真珠の耳飾りの少女》展 公式サイト
- 大阪中之島美術館の施設・アクセスを確認する
- ホテルグランヴィア大阪の朝食を確認する
- 阪急「大阪梅田駅」の駅情報を確認する
- 阪神「大阪梅田駅」の駅情報を確認する
- 大阪国際空港(伊丹空港)公式サイト
展覧会の会期、チケット、開館時間、レストラン営業、交通機関の時刻は変わります。訪れる前に各公式サイトで最新情報を確認します。
まとめ
家族旅行4日目は、ホテルの窓から大阪の朝を眺める静かな時間から始まりました。
そして、旅行の一番の目的だった《真珠の耳飾りの少女》へ。瞳、唇、真珠の光を実物の前で見た時間は、写真だけでは持ち帰れない感動になりました。
そこに、娘が喜んだ『葬送のフリーレン』のコラボ、家族で囲んだ昼食、梅田の街歩き、いつか泊まりたいホテルの話が重なります。
4日間で一番残ったのは、たくさんの場所へ行けたことより、同じものを見て家族それぞれが違う感想を持てたことでした。
楽しかった夏休み旅行は、これでおしまいです。でも、写真を見返すたびに、旅は家族の会話の中でもう一度始まります。
U帰ったら4日間の写真を家族で見返して、一人一枚ずつ「一番心に残った写真」を選ぼう。
K選んだ理由まで聞けば、同じ旅を4人の目でもう一度楽しめるね。今日も、FIREまで寄り道しながら。自分たちの選択肢を、一つずつ増やしていきます。