固定費・節約
固定費削減 第3弾・保険編|月7.4万円の「保険フルコンボ」を見直す
U通信費とサブスクを見直したら、固定費の整理がちょっと楽しくなってきたね。次は何?
Kいよいよ本丸、保険です。ここは入口から書類が多い。
U本丸というより、紙の城だね。よりみちFIREへようこそ。FIREまで、今日も寄り道しながら考えていきます。
固定費削減 第3弾・保険編の入口
第1弾ではスマホ代、第2弾ではサブスクを見直しました。第3弾は、家計への影響がさらに大きい保険です。
最初に結論です。民間保険を考える前に、社会保険・貯蓄・家族の収入でどこまで備えられるかを確認します。それでも家計が立て直せないほどの不足が残るなら、民間保険で補います。
保険を全部やめる記事ではありません。今日は解約せず、必要な保障を数字で見つける記事です。
今回は保険見直しの全体像に絞ります。生命保険、医療保険、火災保険などは、次回から一つずつ詳しく見ていきます。
2020年、保険に月73,866円払っていた
これは、保険を見直す前の私たち夫婦の実際の家計メモです。

U生命保険、医療保険、年金保険、学資保険。見事にフルコンボだったね。
Kそっちのコンボは完成させなくていいよ。家計の体力は、毎月73,866円ずつ減っていたからね。大切なのは、会社名だけで必要・不要を決めないことです。一つずつ「何に備える保険か」を確認しました。
保険料は「月額」より長い期間で見る
生命保険文化センターの2024年度「生命保険に関する全国実態調査」によると、2人以上世帯が支払う生命保険の年間保険料は、平均35.3万円でした。個人年金保険を含む生命保険全体の平均です。
同じ金額を30年間払い続けると仮定した単純計算です。平均値なので、すべての家庭がこの金額を払うわけでも、この全額を節約できるわけでもありません。
U30年で見ると、急に本丸が大きくなったね。でも、大事だから払っているんじゃないの?
Kもちろん必要な保障は残すよ。確認したいのは、その保障が本当に家計の穴を埋めているかなんだ。保険は「起こる確率」と「家計への損失」で考える
保険を考えるときは、二つだけ確認します。
- どれくらいの確率で起こるか
- 起きたとき、貯蓄では立て直せないか

家計で吸収できる範囲なら、自分で持つ。
毎月の支出として見込み、予防も考える。
一度で生活が崩れる部分を、保険に任せる。
安全対策や行動の変更を優先し、保険だけに頼らない。
U不安の大きさを測るんじゃないんだね。
K不安をメジャーで測るのは難しいからね。家計への損失を数字で見るよ。死亡保険は、生涯年収ではなく、家族に足りない金額で考えます。
金額は考え方を示す例です。計算方法は生命保険文化センターの必要な保障額の解説で確認できます。
病気が心配なら、まず公的保障を確認する
大きな病気が心配なときは、まず高額療養費と、休んだ間の収入を確認します。
これは公的医療保険の対象となる治療の例です。差額ベッド代・食事代・先進医療・交通費・休んだ間の収入は別に考えます。詳しくは厚生労働省の高額療養費制度の案内をご確認ください。
U病気が心配なら、先に医療保険やがん保険じゃないの?
K先に公的制度と貯蓄でどこまで耐えられるかを見る。そのあとに残る穴が大きければ、民間保険を考える順番だよ。医療保険やがん保険が必要かは、貯金と、休んだときに受け取れるお金で変わります。一律には決めません。
社会保険は、すでにある家計の土台
金融庁の公的保険ポータルでは、民間保険へ入る前に、公的保険の保障内容を理解することが重要だと案内されています。

社会保険だけで、すべての損失が埋まるわけではありません。受け取れる金額や条件は、働き方によって変わります。
大切なのは、すでにある保障を知らないまま、同じ不安へ民間保険を重ねないことです。
まず確認したい民間保険は3つ
全員が買う3点セットではありません。家族や暮らしに合わせて確認します。
自分が亡くなると、家族の生活費や教育費が大きく足りなくなる場合。
持ち家は建物と家財。賃貸は家財と、大家さんへの補償を確認します。
他人をけがさせたり、物を壊したりしたときに備える。今の保険との重なりも確認します。
地震保険は、火災保険の金額に対して30〜50%の範囲で契約する仕組みです。家を元どおりに建て直すためではなく、被災後の生活を立て直す助けと位置づけられています。詳しくは財務省の地震保険制度の概要で確認できます。
U名前は頼もしそうだけど、家を全部建て直せる保険ではないんだね。
Kそう。私たちは貯金で当面の費用を出せるなら、地震保険の優先度は低めで考えるよ。住宅ローン、貯金、住む地域で判断は変わるけどね。自動車の自賠責保険には支払限度額があり、壊した物は対象外です。車を使う家庭は、任意保険の「人と物への補償」を確認します。詳しくは国土交通省の自賠責保険と任意保険の違いをご確認ください。
Uじゃあ、この3つを買えばコンプリート?
K保険はスタンプラリーじゃないよ。家族、住まい、車に合わせて必要なものだけ選ぼう。保険だけで守ろうとしない
民間保険は、最初の一手ではなく最後の一枚です。

車を持たないなど、危険そのものから離れる。
禁煙、安全運転、耐震対策で被害を小さくする。
家計で払える出費は、貯金で受け止める。
それでも生活が崩れる損失だけを任せる。
K最初から保険の盾を何枚も持つと、重くて家計が動けなくなるからね。
U守られる前に、家計がぺちゃんこになるやつ。まとめ
保険は、不安を全部消すために増やすものではありません。
社会保険と貯蓄を土台にして、それでも家計が立て直せない不足だけを民間保険で補います。解約する前に、すでに持っている保障を知る。それが保険見直しのスタートです。
今回はここまで。次回から、生命保険、医療保険・がん保険、火災保険などを一つずつ、私たちの実例と数字で見直していきます。
固定費全体の順番に迷ったら、固定費は金額とストレスの少なさで順番を決める記事もあわせてどうぞ。
U加入している保険を一つ書いて、月額と何を守る契約かを横に並べる。
K解約はまだ先でいい。公的保障と貯金で足りない部分だけを見つけよう。今日も、FIREまで寄り道しながら。自分たちの選択肢を、一つずつ増やしていきます。
※公的制度や保険の条件は、働き方、家族構成、契約時期などで異なります。解約すると元に戻せない場合もあるため、契約内容と最新の公式情報、サイトの免責事項を確認してください。